酷暑化が進行する近年の夏。トラックドライバーにとって、エアコンはますます欠かせないものになっています。
エアコンと燃費の関係を分かりやすく解説。
そして、エアコンを使えない待機時などで、エンジンをかけることなく使用できる最新の車載クーラーをご紹介します。
急がれる夏場のドライバー環境対策
地球温暖化が主因とされる、近年の夏の猛暑。今年(2023年)の7月は観測史上、最も暑い平均気温を記録しました。
2000年以降、35度以上の猛暑日も急速に増えています。
それに伴い、熱中症が増加しており、適切なクーラーの使用が推奨されています。
また、就業中の熱中症も増加傾向にあり、運送業は発症数が建設業、製造業に次いで多く、十分な熱中症対策が必要な業界です。
来年4月には「2024年問題」が運送業界を待ち構えています。
トラックドライバーの労働時間が短縮されることで、トラックドライバーの転業によるドライバー不足、新規ドライバー募集の難しさが指摘されています。
このような情勢の中、トラックドライバーを取り巻く労働環境を改善し、魅力的な仕事の現場をつくり出すことが重要な課題となっています。
猛暑化する夏場のトラック車内環境の見直しも、そのひとつといえるでしょう
エアコンと燃費の関係
夏場のトラックドライバーにとって欠かせないものが、エアコンの涼しさです。
では、エアコンを使用するとどのくらい燃費に影響するのか?走行時、アイドリング時で見ていきます。
走行時の燃費
夏場にエアコンを使用して走行すると燃費が悪くなる、とよく言われます。
どうしてでしょうか?
冷房はエアコンのコンプレッサーを回して行いますが、その動力をバッテリーの電力だけではまかないきれず、エンジンの出力を増やすことで補っているからです。
コンプレッサーを動かすには5馬力から10馬力の力が必要とされています。
従って、小馬力の小型車ほど大きな影響を受けますが、大型トラックなど排気量が大きく、馬力が大きい車になるほど影響は少ないと考えていいでしょう。
アイドリング時の燃費
アイドリングで消費される燃料(軽油)は、10分あたり2トン車で0.08〜0.12リットル、4トン車で0.13〜0.17リットル、10トン車で0.22〜0.30リットルとされています(環境省「アイドリング・ストップ運動」について)。
1時間あたりに換算すると、0.7リットルから1.8リットルほどの燃料をアイドリングで消費していることになります。
また、アイドリング中にエアコンを作動させると30%ほど消費量が増えるといわれています。
大型トラックでは1時間で最大約2.3リットルの燃料を消費する計算になります。
労働環境改善、燃費削減の車載クーラー/「ガソリン補助金」9月末終了
荷積みや荷下ろしなどの待機中に、燃費、騒音、CO2排出などの問題でアイドリングを行えず、エアコンを使えないケースが多々あります。
ドライバーが利用できる休憩室などの整備は進んでおらず、酷暑の夏場はトラックドライバーにとってとてもつらい状況です。
そのような状況の改善の一助となるのが、最新の車載クーラー「クールトロニック1600BW」です。
・エンジンをかけることなく、昼間でも十分な冷房能力を発揮
・車載のエアコンに接続しない独立型システムユニット
・ナイトモードへの切り替えで、仮眠など長時間運転が可能
・年間90,000円※の燃料費削減効果
・全日本トラック協会の導入助成対象商品
など、暑い季節のトラックドライバーの労働環境を劇的に改善し、なおかつ燃料消費ゼロ・排気ガスゼロで冷涼な車内を実現する、財布にも環境にも優しい画期的な製品です。
また、ガソリンや軽油など、燃料価格の急騰を抑えることを目的とした補助金制度「燃料油価格激変緩和対策事業」が9月末で終了します。今後も原油価格の高止まりが懸念されています。
この機会に「クールトロニック」導入の検討をおすすめいたします。
当製品に関してはお問い合わせフォームより、お気軽にお問い合わせください。
※アイドリング時の消費燃料1.5ℓ(1時間あたり)、軽油120円/ℓ、アイドリング時間(年間)500時間で計算。使用状況により削減金額は異なります。
まとめ
適切な車のエアコンの使用。それは、トラックドライバーにとって、猛暑化する夏場に欠かせない命綱のようなものです。
しかし、騒音問題や燃費の悪化、環境への負荷などでエアコンが使えない現状を見てきました。
そして、これらの難題の一つの解決策として、エンジンをかけずに快適な冷房能力を発揮する車載クーラー「クールトロニック」をご紹介しました。
酷暑が厳しくなる夏場におけるドライバー環境については、「年々気温の上がる夏場とトラックドライバー環境」でも分かりやすく解説しています。
併せてご覧ください。
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